胚移植後、人によって、また時として、出血や痛みなど
決して気持ちの良くない感じを、感じてしまうことがあります。

先日、jineko2013年秋号
そのあたりのことが書かれていましたので、シェアさせていただこうと思います。

 

↓ こちらが「jineko2013秋号」
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着床時期の出血について

 

「着床出血」という言葉を耳にしますが「着床によって出血する」というのはハッキリしません。

胚移植時の検査に使う、プローブやカテーテルといった器具の先で 子宮頚管が傷つくこともあり、それが出血の原因となることもあります。

子宮の入り口は、教科書に出てくる図版や模型のようにまっすぐなものばかりではないので移植で子宮内膜の、ちょうどいい場所に胚を戻すのは結構難しく熟練を要することなのです。

もちろんドクターは日々訓練し、細心の注意を払っていますが移植や検査の際に起こる出血というのはさまざまで決して珍しいことではなく、それほど心配する必要はありません。
安心してください。

 

移植後の痛み、違和感について

 

移植後のお腹の痛み、違和感についても明確な答えがないのが現状です。

ホルモン補充療法の場合、排卵誘発でホルモン剤を投与するので、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの作用も関係しているのかもしれません。

また、一つ考えられるのが「子宮のぜん動運動」です。

子宮内膜は、さざ波のようなぜん動運動を行っていて着床が起こると、子宮内膜が奥の方へ向って働き始める、という説があります。
その際の子宮の状態が痛みとなって感じられるのかもしれません。

他には、半分だけ自分とは異なる遺伝情報を持つ胚=受精卵のことを、子宮が異物と認識し排除しようとする免疫反応のメカニズムが働いているかもしれない、ということも言われています。

さらに、着床が起こると、胚と子宮、あるいは卵巣との間に様々な情報のやり取り(「対話(ストローク)」が始まり女性のからだは、妊娠の準備に向かって様々な変化が起こり始める、という説もありそれがお腹の痛みとなにか関係があるのかもしれません。

いずれにしても、生命が誕生する際の神秘の領域でまだまだわからないことが多いのです。

また、移植後は誰でも着床したかどうかが気になるので神経がお腹に集中します。
そうすると、普段気にならないような変化でも痛みとして感じることも考えられますので移植後、痛みが出た時は、少し様子を見てそれでも、痛みが持続したり、激痛や発熱があった場合はすぐに診察を受けるようにしてください

 

これだけ医療技術が発達した現代でも、からだのこと特に妊娠については、まだまだわからないことが多いようです。

人によっても状態が違います。似ているようで、十人十色。
また、心配がストレスになって、ますます具合が悪くなる、ということも考えられますので、なにかおかしいな?と思ったら、ネットで似ている方の投稿を探すのではなく、すぐにクリニックに相談して不安を解消してくださいね。

 

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