名古屋の浅田レディースクリニックの浅田義正先生は
血流をよくすれば、不妊治療のさまざまな問題が改善されます。と言われています。

また、不妊治療の効果を上げるために自分でできることはなんですか?
という質問にたいして「期待できるとすれば、血流を良くすることでしょうか。」と答えていらっしゃいます。

他にもドクターにお伺いしても、必ず血流や冷えのことは気をつけるよう言われます。

実際、クリニックを訪れる方を見ると、ほとんどの方が夏でも靴下、レギンス、上着、ストール、など冷え対策をされていらっしゃるので、それだけ冷えに悩んでいる方は多いのかな、と思います。

 

そういえば昔から「冷えは女性の大敵」と言いますね。
でもそれがなぜか、ということについては、実はよく分かってなかったりします。

なので自分なりに調べてみました。
調べてみると、意外と奥深いものでしたので、お伝えしたいと思います。
今回は、そもそも論の「冷えってなに?」です。

 

 

 

○ 冷えってなに?

 

ざっくり言うと、冬だから寒い、など外的な条件には関係なく、からだ全体は寒さを感じていないのに、手足の先やお腹とか、部分的に「冷たいな」と感じる症状をいいます。

このときの冷たさを、私の知り合いは「からだの中に穴が開き、その中を風が吹き抜けるような不快感」と表現していました。

冷えは女性特有のもので、男性はほとんど感じない、とされてきましたが、今は男性の中にも冷えを感じる人が多くなってきました。

また冷えの症状は日本人特有の症状であるとされています。
確かに、外国人の方から「冷え」(hie)という言葉は聞いたことがありませんね。

 

 

 

○ 冷えって病気なの?

 

冷えをさす場合「ひえしょう」という言葉を使いますが、「冷え性」「冷え症」と二通りの書き方があって西洋医学では「からだの特定部位が深い冷たさで悩まされる」状態を冷え性とよび、病気というよりも「冷える性分」「冷える体質」を意味します。

一方、東洋医学では「冷え症」を使い、病気の症状と認識され漢方薬などが処方されます。

 

○冷えの原因は?

 

内的な原因としては、自律神経のバランスの乱れが考えられます。
自律神経は全身の血管をコントロールしているので、自律神経のバランスがくずれ、調節がうまくいかなくなると、血流が悪くなってからだが冷えてくるのです。

その自律神経のはたらきが乱れる原因には、ホルモンバランスの乱れ、ストレスや栄養不足(特に鉄分)、貧血などが挙げられますが、これらはすべて繋がっているので、冷えはからだの複合的な問題の表れ、ととらえることができるでしょう。

また、血流は筋肉量とも関係しているので、筋肉量が少ない方、運動をされない方は冷えを感じる方が多いです。

冷えが圧倒的に女性、というのも、もともと筋肉量が女性は少なく、男性は多い、というところからきています。

そして女性の場合は、骨盤内には子宮や卵巣が入っていて、常に窮屈な状態にあることも、冷えの原因のひとつと考えられています。

一方、こうしたからだの内的な要因だけでなく、夏の冷房など、外的な環境の影響で起こる「冷え」もあります。

夏でも冷たいものを飲みすぎたり、ノースリーブやミニスカートなどで薄着をしたりすると、からだは冷えやすくなります。
また、屋外と室内の温度差が大きいことがストレスになって、自律神経のはたらきが乱れることもあります。

 

○東洋医学では

 

東洋医学では、病気はからだの陰陽のバランスが崩れている状態と考えます。

冷えも、からだのバランスが崩れたり、東洋医学で言うところの「寒邪」がからだに進入していることを知らせるために痛みや症状が出てくると考えられてます。

なので、東洋医学では、ひとりひとりの体質を元に、からだのバランスが崩れる原因や状態を見極めて、それを改善することで根本から冷えを治そうとします。

 

○まれに病気が隠れていることも・・・

 

先程申し上げたように、冷えは西洋医学から見ると病気ではありませんが冷えの原因となる慢性的な血行障害が、肩こりや腰痛、肌あれ、肌のくすみなど、さまざまなトラブルにつながっています。

なので、貧血、糖尿病、腎炎、心臓病、卵巣機能障害、栄養失調、心不全などの病気がかくれている可能性もありますし、さらに、冷えるだけではなくて、痛みをともなうなど症状がひどい場合には、まれにレイノー病、バージャー病、膠原病、血栓症など血行障害の病気の可能性もありますので、症状が重い場合には、我慢しないで一度検査を受けた方がいいと思います。

 

○冷えとのぼせの関係はあるの?

 

冷えとのぼせは寒いと暑いで対極にあるように思いますが、原因は同じで、自律神経のバランスの乱れによるものです。

「顔は汗をかいていても体が寒くてたまりません」というお話もよく聞きますが、この場合は、手足の先に出るのが冷えで、頭部に出るのがのぼせです。